ついに公開されました!『デッドプール&ウルヴァリン』!!公開日に早速見に行った筆者が鑑賞した率直な感想を言いたいと思います!!それしても公式ビジュアルがBL(ボーイズラブ)っぽいやつばっかですでにこの時点で面白い!笑(実際にそんな要素は一切ありません!)
彼氏が見たいと言って一緒に映画館に行くものの、デッドプールやウルヴァリンを含め、マーベル作品なんて見たことない!って人は楽しめるのか?話は理解できるのか?という点を中心に紹介したいと思います。
★目次★
『デッドプール&ウルヴァリン』 公式からは過去作の予習は不要とのことだが…?わからない部分が多い
最新作『デッドプール&ウルヴァリン』(デッドプール3)のタイトルロールとなっている「デッドプール」と「ウルヴァリン」。どちらもご存知、マーベル・コミックのキャラクターですね。
過去の実写映画が、どちらも「20世紀フォックス」で製作されていました。現在はディズニーの傘下となっています。こういう繋がりから2人のコラボ映画ができたのでしょう。
(こういう背景を分かっていないと、見慣れた20世紀FOXのロゴが劇中で廃れたオブジェクトになっていることの意味がわからないと思う)
さて「デッドプール」と「ウルヴァリン」がそれぞれどんな人物なのか、さらっとおさらい。
「デッドプール/ウェイド・ウィルソン」キャラクター説明
自分のことを“俺ちゃん”と呼び、戦う理由は超個人的。不治の病を治療するために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵。映画の世界を飛び超えて観客にむかって話しかけるなど、なんでもアリの“破天荒なクソ無責任ヒーロー”デッドプールとして活躍する彼は、二本の日本刀と二丁拳銃を使いこなす過激でアクロバティックな戦闘スタイル。
「ウルヴァリン/ローガン」キャラクター説明
キレやすい性格で基本的には他人を寄せ付けない一匹狼。しかし不器用ながら義に厚い一面も。
常人離れした感覚と身体能力、驚異的な治癒能力”ヒーリング・ファクター”の持ち主。老化も遅く、見た目以上に年齢を重ねている。
改造手術によって全身の骨に”アダマンチウム”が移植され、その超金属に覆われた3本の爪を両拳から突き出して戦う!
過去の記憶を失っており、その手がかりを求めるうちに成り行きで加わったX-MENがいつしか彼の居場所となった――。
『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督によると、同作を観る前にすべての過去作を予習する必要はないと言っています。もちろん、同キャラクターとこの世界について知り尽くしている熱狂的なファンベースに対して作っている側面もあるけれども、前提がそれではないとのこと。さらっと見れるこの映画はエンターテインメントのために作られているそうです。しかし、筆者からすると全く予習していないとなると楽しさは7割ぐらい減るでしょう。面白くなくなってしまう。これは断言できます。では、時間がない中で最低限見ておくべき作品は何か?以下に記載します。
最低限予習(見ておいた方)のは「デッドプール1」「X-MEN」「LOGAN/ローガン」
『デッドプール&ウルヴァリン』を映画館に見に行く前に、最低限見ておいた方がいい作品はズバリ!
2016「デッドプール」
2000「X-メン」
2017「映画LOGAN/ローガン」
この3本だけでなんとかいけます。
特に、ウルヴァリン:X-MEN ZEROはデッドプール2でもネタにされていたので見るのを強くお勧めします。時間がない人は1.5倍速で見てもいいかも。
また、マルチバース要素として、「TVA」とは何か知っておくためにドラマシリーズの「ロキ」も、余力のある方は見ておくと、よりマルチバースについてスッと理解できるでしょう。
途中でキャプテンアメリカやマイティソー、ワンダ、ロキ、アイアンマン、アントマン、ドクターストレンジの名前や描写が出てきますがこれらは全てマーベルのキャラクター。全て知ろうとすると大変な労力なので、見なくても大丈夫です!もちろん知ってたらより面白いし、小ネタの細かいところまでクスッとできることに違はありませんが、知らなくてもストーリーがわからなくなることなんてないし、なんら影響ありません。気になったら『デッドプール&ウルヴァリン』を見た後で、ディズニープラスに加入してマーベル作品を見ることをオススメします。(個人的には登場シーンが地味に多かったキャプテン・アメリカがおすすめ)
筆者も全ての作品を見ているわけではないので途中途中のネタで会場が笑っているのに対し、知ったかぶって笑うフリをしたシーンはいくつかありましたが、それでもこの3つを見ていたので十分話しの流れがわかったし、大変面白かったです。ではどう面白かったのか?以下に率直な感想を述べます。
『デッドプール&ウルヴァリン』を率直な感想まとめ(ネタバレ注意)下ネタ・グロ注意
物語の本筋は、過去に戻ってやり直すことで現状を変えることができる、それにはウルヴァリンが必要でデッドプールは色んな時間軸に行ってウルヴァリンを探すという流れ。マーベルお得意のマルチバースの話です。何かの物語の続きではなく(正確にはつながっているところもあるが知らなくてもOK)全く新しいストーリーなので、過去作を見てから時間が経っているという人でも全然大丈夫。
それよりも、本当に下ネタ全開!お下劣かつ、血しぶきがひどい映画がディズニーだと…!?という感じ。(ディズニーも一皮むけたなあ)戦闘シーン多めで、死なないけど殺し合いが続くので、グロいのが苦手な人は注意。女性との初デートだとかなり微妙な空気になっちゃうかもしれません。あと基本的に女性は格闘シーン好きじゃない人が多いので、男性向けの映画だと思います。
しかし、ネタ盛沢山なのは本当に面白かった!下手な芸人がやる漫才よりも笑ってしまうし、終始大笑いをこらえるのに必死だった映画はこれ以外にないかもしれないってぐらい。やっぱりデッドプール!って感じです。(メインはデッドプールなんで)途中でウェイドが車の販売員として出てくるのですが、その車屋がなんとなく色々あった日本のビッグモーターみたいで一人で面白くなってました笑 ホンダのオデッセイが時空を超える演出も日本人にはなんか嬉しいですね。
ただ、虚無の世界にいた他作品に出てますよというキャラはほぼわからなかった…。どうやら人気がなくて続編が作られなかった作品の主人公たちを集めたらしい。そりゃわからないわけだ。まぁ分かる人だけ楽しんでればいいのかな?という感じです。
ストーリーはマーベル作品初見さんでもわかるぐらい薄いので、マルチバースの概念だけ分かれば難しいことは一切ないです。話が面白いというよりも、マーベルが好きな人がマーベルキャラいっぱい出てきて歓喜!というサービスに振り切ってる感はあった気がします。一言で表すと、大乱闘スマッシュブラザースのような…ヒーローが大集合して飲み会してる!って感じですね。
マーベル初見さんも、玄人さんもみんな楽しると思います!つまらないなんてことは全然ないので、ぜひ映画館に足を運んでみてください♪