いよいよ世界のみな様お待ちかね!アナと雪の女王2(通称アナ雪2。原題:Frozen 2)が公開になりましたね。前作公開から早6年…爆発的ヒットとなったアナ雪1を少しおさらいしましょう。 エルサが氷の力を制御できなくなる → 妹のアナが篭城したエルサをクリストフと共に助けに行く→ そんな中、アナ、ハンス王子に裏切られる → 「真実の愛」の力によってエルサもアナも王国も救われハッピーエンド! でしたね。(超ざっくりしたあらすじで申し訳ありませんww)子供騙しの内容じゃなくて、結婚詐欺・裏切りというショッキングなストーリー展開にも驚かせてもらいました。
その続編となるアナ雪2は、エルサが「なぜ自分に魔法の力が与えられたのか」を探し求めに冒険に旅立つストーリー。どうやら亡くなったアナとエルサの母親も鍵を握ります。
早速初日に映画館で見たので、その実際に見た感想・面白かったのか、ネタバレレビューしたいと思います!(ちなみに見たのは吹き替えです。松たか子さん、神田沙也加さん大好きです)
★目次★
- 1 アナ雪2 内容ネタバレ!エルサが主人公!複雑で子供には難しい?
- 2 アナと雪の女王2 見た感想!アナ雪1より面白いorつまらない?難しい?
- 3 アナ雪2はアナ雪1より映像技術が向上?綺麗になった
- 4 オラフのギャグがパワーアップして笑える!面白い!声優にも違和感なし
- 5 アナ雪2 クリストフの長すぎるPV風ソロに笑える!
- 6 アナ雪2 突っ込みどころが満載!ツッコミどころまとめ
- 7 ラスト・結末はどうなる?アナはクリストフと結婚するか
- 8 エルサに恋人(彼氏)はできる?結婚する?
- 9 アナ雪2メイン歌【イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに】は流行らない?
- 10 【アナと雪の女王3】制作・公開予定はあるか予想!
アナ雪2 内容ネタバレ!エルサが主人公!複雑で子供には難しい?
深い絆で結ばれたアナとエルサの姉妹は、王国を治めながら、失われた少女時代を取り戻すかのように、気の置けない仲間たちと平穏で幸せな日々を送っていた。
しかしある日、エルサだけが“不思議な歌声”を聴く。その歌声に導かれ、仲間のクリストフやオラフと共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ“力”の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。
アナ雪2は前作から3年経った設定なので、エルサ24歳、アナ21歳と言う一番女で言う全盛期に美しい時期です。見た目からしてもアナ雪1よりだいぶ大人っぽい顔つきになり、男性ファンにはたまりませんね!笑
それはいいとして、アナ雪1と言えば、エルサを説得しに行くアナがメインのストーリー。なのでエルサはどちらかといえば動きの少ない設定でした。(氷の城を作るあのLet it go歌唱シーンは圧巻でしたが)。しかし今回はエルサの魔法が使えるようになった歴史を辿るストーリー展開。エルサが主人公なのです!
では、アナ雪2の内容のあらすじ(ネタバレ)を簡単に。
魔法の森の住人【ノースルドラ】と、エルサたちの王国【アレンデール王国】はその昔、友好関係にありました。信仰の証にアレンデールからはダムをプレゼントしました。しかし、その時の王様(アナとエルサのおじいさん)は魔法を使える住人の力を恐れて、裏切ったのです。プレゼントしたダムは魔法の森を洪水にさせるための罠だったのです。この争いに魔法の森の精霊たちは怒り、ノースルドラ・アレンデール両者の人間を攻撃、森を霧で閉ざし、2度と出られないようにされたのです。この争いの中で当時の国王は死に、その息子(アナとエルサの父親・前国王)はある女の子に救われ命拾いしました。その子の正体は、ノースルドラの住人であったアナとエルサの母だったのです。
なんとか森を抜け出し、アレンデール王国で結婚した2人ですがまだノースルドラとアレンデールの戦いは終わっていなかったのです。エルサはこの戦いを終わらせるために魔法の能力を持って生まれてきたのです。24歳を迎えたエルサは、エルサだけに聞こえる【不思議な歌声】の主を探し求めるべくアナ、クリストフ、オラフ、スヴェンとともに冒険に旅立ちます。ノースルドラに潜む火の精霊(サラマンダー・トカゲ)や風の精霊(ゲイル)、水の精霊(ノック・馬)、土の精霊(アースジャイアント)と出会い、旅の途中でエルサはこれらの精霊をつなぐ5つ目の精霊ということに気付きます。仮に氷の精霊、とでも名付けて起きましょうか。そして、声の主は自らの母親だったという事実に気付きます。アナの協力もあって、問題の裏切りのダムを壊すことで魔法の森の霧は晴れ、友好関係を取り戻したノースルドラとアレンデール。エルサは自らが魔法の森の住人でいるべきだとし、そこで暮らす事を決意。アナはアレンデール王国に戻り、アナ女王として新たに即位することになりました。
以上、アナ雪2は子供向けというよりは大人まで対象を広げた感じ。国と国の戦争で政治も少し絡むので、子供には難しいかも?といった印象でした。個人的には火の精霊、トカゲちゃんの「サラマンダー」が超可愛くてツボでした!そして、水の精霊である水の馬「ノック」の映像美にも圧巻でした。
アナと雪の女王2 見た感想!アナ雪1より面白いorつまらない?難しい?
前作、アナと雪の女王1よりもハリウッド的なアクション満載で面白かったです!とにかく冒険シーンが満載で、エルサの氷の魔法も見ていて痺れるぐらいカッコイイ!海の荒波を凍らせたり、炎を氷に変えたり、風を止めたり、洪水から街を守る氷のシールドを作ったり、像を作ったり、氷のソリを作ったり・・・アナと雪の女王じゃなくて、アナと氷の女王にした方が良かったんじゃないかってぐらい、スキルマックスでしたね!(ツムツム用語)戦闘シーンが多いから男性も満足できると思います。未だかつてないほどのエルサの表情が険しく、風の精霊にブンブン振り回されたり、火の精霊に焼かれそうになって必死で氷を出したり、水の精霊の馬に海の中に沈められそうになったり(これは津波被害に遭われた方は見るとトラウマかもしれない)、大股開きのアクティブエルサでした。エルサファンにはたまりませんね。ちなみにドレスっぽい衣装の下にちゃんとズボン履いてましたよ。(ちなみにアナとエルサの衣装は200パターン以上デザインされて決められたそうです。超こだわってますね。)
内容はアナ雪1と全然被っていなくて、別物のストーリーとして見ることができます。1か2、どちらが面白いのかを話すこと自体愚問に思えるほど別物です。けれど2の方は前出した通り少し複雑なので子供向けではないかな?これは完全に好みで別れると思いますが、男性はアナ雪2の方が面白いという人が多そうな気がします。
アナ雪1がものすごくヒットしたから正直2のヒットは難しいとは思ったけど、きっとまた新たな記録を打ち立ててくれると信じています。全編を通して思ったのが、「女性の強さ」。前作から3年の歳月が経ち、アナとエルサは精神的にも強くなったことを感じさせてくれました。最近のディズニーはアラジンにしてもですが、どんどん女性が強くなっていってますよね。素敵な王子様に見初められてハッピーエンドなんていうシンデレラ時代は終焉を迎えたのでしょうかね。
あ、アナと雪の女王1を見ていなくても、途中でオラフが笑いを交えながらアナ雪1の説明をしてくれるシーンがあるので大丈夫ですよ!オラフ1人で何役もこなして説明してくれるんですが、すごいはしょってるので、アナ雪1を実際に見ているに越したことはありませんけどね。
アナ雪2はアナ雪1より映像技術が向上?綺麗になった
アナ雪1は主にアレンデールと雪景色の森のシーンだけで話が進みましたが、今回は様々なフィールドに行きます。まず季節は秋で紅葉が美しい。そして荒野や森、崖、夜の海、炎の中、風の中、古い船の中…ディズニーの持てる映像技術を余すことなく使った印象。映像技術自体が向上しているかどうかはわからないけど、体感としてはとても美しい映像で圧巻でした。シーンによっては実写と見間違えるほどでした。
オラフのギャグがパワーアップして笑える!面白い!声優にも違和感なし
アナ雪1以上に今作はオラフが重要な役どころを占めていました。シリアスな雰囲気が全体的に多い構成ですが、所々でうんちくやギャグをぶっ混んでくるたびに映画館の会場内に笑いが起こります。最初の方ではミッキーの真似も一瞬するシーンもあります!そして上手に経緯など話をまとめてくれるのですっと入ってきやすいのです。しかしオラフは途中で死んでしまい(後に生き返るのですが)涙も誘ってくるので、視聴者も振り回されっぱなしでした。笑
それにしてもオラフの新声優である武内駿輔。色々あったピエール瀧の代役声優ですが、なんと22歳なのです。ピエール瀧が52歳なので、その差なんと30歳!!オラフ、そんなに若作りして大丈夫か?と思ったのですが、全く違和感なくすんなり馴染みました。それどころか途中で何度かクリストフの声真似をするのですが、それもそっくりで。。。ピエールを完全に超えてきましたね。武内駿輔さんは2016年には第10回声優アワードで新人男優賞を受賞している声優界では実力者なので、アナ雪1からオラフやって欲しかったですね。オラフ、よりによってちょっとラリってる役どころだったのがよりソレを連想させるので残念でなりません。
アナ雪2 クリストフの長すぎるPV風ソロに笑える!
何と言っても話題になっているのはこれでしょう。クリストフの無駄な長すぎるソロ歌!映画が途中でクリストフのPVみたいになってて笑っちゃいました。ギター、ドラムがJ-POPっぽくて日本人に馴染みやすい曲だと思いました。クリストフのソロ曲、これから流行るかもしれませんね。トナカイのスヴェンが今作で初めてセリフを発して、歌もクリストフと一緒に歌うので、これは感激でした。
それにしても終始アナに惚れ込みまくってたクリストフが可愛かったです。
アナ雪2 突っ込みどころが満載!ツッコミどころまとめ
個人的には内容は大満足で面白かったアナと雪の女王2ですが、まぁどの映画でも絶対にあるツッコミどころ。ここを厳しくレビューしたいと思います。
①クリストフの婚約指輪の扱いが雑すぎるw
全編を通してクリストフはアナにプロポーズしようとするのですが、アナが空気を読めず何度も失敗します。(何度かアナうぜぇと思ってしまいました)その度にクリストフの服から婚約指輪が登場するのですが、その扱い方がひどいwwまず箱に入ってないし笑 しまいにはスヴェンの口の中に入ったりして、それをアナにあげるのかと思ったら笑えました。アニメならではですけど現実だったら絶対ヤダ笑
②アナとエルサの両親は魔法の森からなぜ戻ってこれた?
マティアス少尉をはじめとしたアレンデール王国の兵士たちは、ノースルドラとの戦いの一件で森が霧で閉ざされ、2度と出てこれなくなってしまっていました。なので何十年もそこで過ごす羽目になってしまったのですが、なぜかその戦いの時アナとエルサの両親はアレンデール王国に戻ってこれてました。いや、兵士たちも連れて帰れよ…。
③不思議な声の主が実の母親なのに気づかないエルサ
アアーアアーーというエルサにだけ聞こえる謎の歌声の正体はアナとエルサの母親でした。思えば幼い頃から母親の子守唄で眠っていたエルサなのに、歌声の正体にラストまで気づかないのは少し無理があるのでは…。そして途中、船の中で地図を見たとき、文字を見たらすぐ母親のものだとわかったのに…笑
④エルサが凍って死にかけてた時泣くだけのアナ
エルサはアナを突き放し、離れ離れになった時エルサは氷漬けになって死にかけます。アナと一緒にいたオラフが消えていくことでエルサの身が危ないことに気付きます。なのに!アナはオラフが消えることを悲しみ、一人になって何時間もずっとその場にいるんです。いや、「エルサは私が守る」なんて言ってたんだから早く助けに行けよ!死にかけてんだぞ!と突っ込みたくなりました笑 まぁ弱冠21歳の女の子の設定だからそれがリアルか。
⑤「雪だるま作ろう」を振るだけ振って歌わない
ツッコミどころというか、惜しい!と思ったところなんですが、ラストでオラフをエルサが作り直すシーンで、エルサがアナに「雪だるま作ろう」と言ったのです!ここで再度あの名曲が聞けるか!?と思って期待したんですが、そのままオラフが製造されるだけでしたw 歌わんのかい!今回はLet it Goももちろん歌わないし、前作の人気曲を引っ張る姿勢はなかったです。(この方が潔くていいか)
⑥ラストでアナとエルサがあっさり別れる
エルサは魔法の森に住んだ方がいいとの判断で、アレンデール王国を離れました。アナはあれだけずっと一緒だよ、と言っていたのにあっさり離れ離れになってしまうのかと拍子抜けでした。というかアレンデールの国民はよく認めたな!笑
⑦アナ女王即位後、クリストフの「1時間」?
ラストでアナが女王に即位した時、クリストフも正装した衣装に身を包んでいました。その時に発した「1時間だけ」という言葉に「???」。何が1時間だけなの?アナは「いつものクリストフの姿の方が好きだからいい」と言っていてキュンとなったのはいいですが、あの1時間の意味がいまだに謎です。
⑧ハンス王子の扱いがひどいww
アナの元彼であり、アナとエルサを殺そうとしたハンス王子が今作もセリフの中にちょこちょこと出てくるのですが、その扱いが酷すぎて笑えましたww特にエルサが雪像でアナ雪1を回想する時、アナとラブラブしてたハンスの雪像を砕くところとか恨みを忘れてなくてナイスでした!
ラスト・結末はどうなる?アナはクリストフと結婚するか
何度か失敗しかけたクリストフのプロポーズですが、ラストでは成功します!(応援してたスヴェンも満足げで可愛かった!)恐らくそのまま結婚となるのでしょうが、残念ながらラストの女王即位の時のシーンではクリストフが旦那、つまり王になった感じはなかったですね。まだ結婚してなかったように見えます。やはり姉のエルサを差し置いて女王になり結婚して王を迎えるのは色々と事情があって難しいのかもしれませんね。
エルサに恋人(彼氏)はできる?結婚する?
残念ながらアナ雪2でもエルサの浮いた恋の話は出てこなかったです。恋愛というよりも姉妹愛を強く描く作品なので、恋愛はアナ&クリストフだけで十分なのかもしれません。様々な価値観が生まれている現代のこの世の中、エルサに恋愛関係の浮いた話を作らないのは、女の幸せは恋愛・結婚だけじゃないということを暗に示しているのかもしれません。まぁ個人的な意見としては短編のストーリーでもいいので、エルサの恋愛模様を少し見てみたいですけどね。
アナ雪2メイン歌【イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに】は流行らない?
アナ雪2メインテーマソングであるInto the Unknown(イントゥ・ジ・アンノウン)は、前作のLet i go~ありのままで~に比べてかなり難しい曲。前回同様、ロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が手掛けました。ファンタジックで個人的にはイントゥ・ジ・アンノウンのほうが好きなのですが…残念ながら前作の「アナ雪現象」となるほど、この歌は流行らないと思います。なんというか、流行りはするんだろうけど爆発的ヒットは難しい。松たか子さん、相変わらず歌唱力は健在で、いい曲だとは思うんですけど、キャッチーさにイマイチ欠けます。分かりやすく言うと、小さい子供はもちろん、大人も歌いにくい。「未知の旅へ~~えぇ~え~~え~~~」の伸ばす部分。カラオケで歌ったらきっと気持ちいいでしょうが、歌に自信がない人はちょっと歌うの恥ずかしいかもです。ちなみにエンディングのInto the Unknownは松たか子さんではなく中元みずきさんが歌います。(前作のMay Jみたいな感じですね)
【アナと雪の女王3】制作・公開予定はあるか予想!
今回のアナ雪2の終わり方だと、アナ雪3の制作の予想はかなり難しいです!思えばアナ雪1だって、一応話としては完結したので終わった直後はアナ雪2が出るなんて全く想像できませんでした。全部ハッピーエンドで丸く収まったので…。まだ可能性があるとしたら、アナ雪2でも描かれなかったエルサの恋愛模様。これ以上に全世界が飛びつくネタがありましょうか。個人的にはアナ雪3でこの恋愛の部分を突き詰めていって欲しいですね。まぁそれは難しいかもしれませんが、アナ雪2が1と同じようにまたヒットしたら続編のアナと雪の女王3も夢ではないかもしれません!
それでは!