婚約指輪や結婚指輪を検討している人なら確実に耳にしたことがあるであろう、ロイヤルアッシャー【ROYAL ASSCHER】。「ロイヤル」とつくからに上品で高貴なイメージがあるけど、具体的にどんな歴史があって、どんなカットをするブランドなのか気になりませんか?調査したものをかいつまんで分かりやすくまとめてみることにしました。
★目次★
ロイヤルアッシャーはどんなブランドでイメージ?歴史がすごい
ロイヤルアッシャーのイメージ=カットが素晴らしく、王室御用達です。
なんと言ってもカットの歴史がスゴい。遡ること、1905年。世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct!!!)」が南アフリカで発見されました。その翌々年の1907年、そのカリナンは英国国王・エドワードⅦ世に献上されました。「輝いてこそダイヤモンド」と考えるアッシャー社は、「カリナン」のカットを進言。エドワードⅦ世はその言葉に打たれ、「カリナン」のカットをアッシャー社に託したそうです。世界一のカット職人であり、偉大な創業者でもあるジョセフ・アッシャーを始め、優れたカット職人達の神業とも言えるカット技術で、見事カリナンのカットに成功したという歴史があります。当時世界最大だったダイヤモンド原石の加工なんて、自社の技術に相当な自信がないと、大抵は怖じけ付き、そう簡単にできるもんじゃありませんよね。
功績と信頼に対して、1980年、オランダ王室・ユリアナ女王から「ロイヤル」の称号を授けられました。それは名実ともにダイヤモンド業界の最高峰に立ったことを意味し、まさにその時から、世界でただひとつ、「ロイヤル」の称号を授かったダイヤモンドブランドとなったのです。
“「ロイヤル」の称号を授けられた白く高貴な輝き”というキャッチコピーだけありますね。オランダのユリアナ女王から直々に授けられただなんて!伝統と歴史のある由緒正しいブランドだということがお分かり頂けると思います。
ロイヤルアッシャーの特徴は白く輝くダイヤモンド!
ロイヤルアッシャーの特徴はその白く強く輝くダイヤモンド。筆者も実際に見に行きましたが、他の世界3大カッターズブランドの「ラザールダイヤモンド」や「モニッケンダム」に比べると、七色のギラギラ感はなかったものの、白い魔法のような太く強い光があるのが分かりました。宝石の美しさは人それぞれの美観で違うので、ロイヤルアッシャーの光り方がいいという人は上品且つ芯の強い女性なんでしょうね。
ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンドは、ヨーロッパで伝統的に好まれてきた白く高貴な輝き“ブリリアンス”を特に重視しており、一つひとつの原石の持つ最大限の輝きを導き出すために、プロポーション(形)からシンメトリー(対称性)、ポリッシュ(磨き)に至るまで、細心の配慮がなされています。
世界3大カッターズブランドの一つ!
また、ロイヤルアッシャーは、世界3大カッターズブランドのひとつでもあります。世界3大カッターズブランドとは、ダイヤモンドの研磨士である「カッター」を自社に擁しており、ダイヤモンドを原石から切り出し→磨き上げ→カッティングを施すブランドです。
・ロイヤルアッシャー
・ラザールダイヤモンド
・モニッケンダム
上記の3社はダイヤモンドのカッティング技術に最も優れていて、厳正な評価基準を新たに定める提唱をしたり、王族に愛されるダイヤモンドを創出するなど輝かしい歴史のあるブランドです。
ロイヤルアッシャーカットを選ぶのがいい?ブリリアントカットはよくない?
ロイヤルアッシャー最大の特徴の一つでもある「ロイヤルアッシャー・カット」。クラウン側25面、パビリオン側41面、ガードル8面の計74面。58面のカットよりもダイヤモンドの内側から出る光の総量が多いため、ダイヤモンドがより一層、輝くそうです。1世紀以上の時間をかけ、コンピュータグラフィックが発達した2000年に完成体が開発されました。シャープなフォルムが高い透明感と気品、迫力までを感じさせます。ただし、このカットのダイヤモンドがついた指輪を選んでしまうと料金が激高になるのがネック。しかも言う程この「ロイヤルアッシャー・カット」のダイヤを購入する人は多くないのです。ではこのカットに骨身を削ってきた同社は、いわゆるブリリアントカットである「アッシャーカット」(厳密には全然違うが)の質はよくないのか?と言われればそんなことはありません。「アッシャーカット」を研究し続けて2000年に新たに「ロイヤルアッシャーカット」が完成したまでですから、アッシャーカットでも他のブランドのダイヤとは一線を画すポテンシャルがあります。
ロイヤルアッシャーの値段・価格は高いの?理由は?
ハリーウィンストンやショーメ、ヴァンクリーフ&アーペルといったTHE宝石ブランドというブランドに比べたら比較的お手頃には手に入りますが、やはりそれなりの値段。平均よりかは高いです。しかも、前述した「ロイヤルアッシャーカット」のものを選べば、「アッシャーカット」の倍近い値段します。世界3大カッターズブランドの中でも一番知名度も高いのがこのロイヤルアッシャーなので、妥当な値段だと思われます。値段が高い理由は自明です。婚約指輪・婚約指輪(2人分)共に、最低でも25万円(アッシャーカットで一番グレードの低いものでも)の予算感を持っていないと満足いく買い物はできないでしょう。
ロイヤルアッシャーの購入者の口コミや評判・感想について
では実際にロイヤルアッシャーを購入した花嫁達の感想はいかがなものでしょうか?口コミや評判を羅列します。
・内側がなめらかなことで指通りがよく、つけ心地が良い!
・百貨店のブライダル会員になったので10%OFFで買えて嬉しい
・高かったけどロイヤルアッシャー・カットにしてよかった。人が珍しがってよく見てくれる
・白い光が高級感漂う。まるで自分がヨーロッパのどこかの国の女王になった気分
・カットが全然違う。キラッキラに輝いて宝石から力が貰える
・ダイヤもいいが婚約指輪、結婚指輪ともにデザインが多く、可憐で無難なものが多いので選びやすい
どこか品のある方、あるいは品性のある女性を目指したい方が所持しているのが多い気がしました。キャラクターまでを選ぶブランドなんですね!値段的にもなかなか手を出すのは難しいですけど、死ぬまでに一度は身につけたいブランドだと思いました。
以上、ロイヤルアッシャーについてでした!