アトピー性皮膚炎の消火器ともいえるステロイド。賛否両論ですが、筆者としてはひどくなって長期化する前に一気に治し、よくなってからはヒルドイドのような保湿剤で肌を日々守っていくという意見に賛同しています。今日は、そのステロイドの効果をより増幅させる魔法の白いバター(笑)「亜鉛華軟膏」についてご紹介致します。効果的で便利な使い方と気になる落とし方等、手指の主婦湿疹と汗疱に時々悩む筆者の手指の画像付きです。
★目次★
亜鉛華軟膏は第3類医薬品!購入は病院処方だけど通販でも購入可(値段・価格は?)
亜鉛華軟膏の有効成分は“酸化亜鉛”。収れん作用・消炎作用・浸出液を吸収し乾燥させる効果があります。(←おこれがいい!)第3類医薬品です。皮膚科で普通に貰えますが、Amazonや楽天など通販でも買うことができます。通販だったら値段は、50gで500円〜600円程度。小さいものなので、送料はゆうメールの80円程度。病院でもらった方がもちろん安いですが、行く手間や診察料がかからないので意外と手軽でいいですよ。
亜鉛華軟膏はどのような症状に使ったら効果的?単体でも使用可
主婦湿疹・皮膚炎・手足の関節のあせもやかぶれ、ただれに。ジュクジュクした滲出液がある湿疹に。亜鉛華軟膏単体で使ったらステロイドではないので乳児性湿疹でも使用している方は多いです。(小さい子供にステロイドは賛否両論なので…)
亜鉛華軟膏×ステロイド重層塗布!使い方や、やり方は?【画像あり】
亜鉛華軟膏は単体で保護剤として使用することができますが、ひどい湿疹で一気に治したい場合で有名なのは[重層療法](二種類の薬を塗り重ねる)。ステロイドと亜鉛華軟膏を布で覆いますので、ステロイドの吸収率も上がります。使用するステロイドの種類には注意が必要です。医師の指示をあおってください。
①ガーゼやリント布にべったり亜鉛華軟膏を塗る
べったりということが個人的にポイントです。塗り方はバターナイフですくいとってパンに塗るような感じで。
②患部にステロイドをベタベタに塗る
これもべたべたが好み。今回は強めなアンテベートを使用して一気に治します。
③亜鉛華軟膏を塗ったガーゼを患部に巻く
④包帯などで患部を固定
ちぎると、ちぎった面がくっつく包帯なんかは1人で治療ができるので便利です。範囲が小さい人は絆創膏でも大丈夫そう。
⑤このまま寝る!5時間以上が推奨
汗をかかない環境で、なるべく長時間つけていた方がいいので寝る前がいいですよ!
亜鉛華軟膏×ステロイド治療は、お風呂上がりにやるのが一番ですね。今まで寝るときにステロイドをつけていても無意識で掻き崩していて朝方には血が滲んでいた手指も、ステロイド×亜鉛華軟膏の重層療法で掻かなくなりました。普通に薬塗るよりめんどくさいですが、効果はあると思います。個人差はあると思いますが、私はこれを2、3日続けると主婦湿疹はだいぶよくなります。
残った亜鉛華軟膏の落とし方は?拭き取り方
残った亜鉛華軟膏は、一度使ったことがある人は分かりますがなかなか綺麗に落ちてくれません。服につくとベタベタになってなかなか油分が落ちないので、くれぐれも注意!拭き取り方は、まずそのリント布やカーゼを外すとき、亜鉛華軟膏を塗ってない側の方で大方ぬぐっておきます。そこにベビーオイルやオリーブオイルをコットンにしみ込ませて拭くときれいになりますよ。石鹸や洗剤は手湿疹の場合は敵なので極力使うのは避けてくださいね!
以上、亜鉛華軟膏についてでした♪