留まることを知らないタピオカブーム。正直もっと早く廃ると思ったのですが、現在でもどんどん新しい店が出てきています。しかし…前々から思っていたんですが、タピオカドリンク頼んでから出てくるまでの時間、長くないですか?!注文してから提供されるまでの時間がかかりすぎていると思うのです。なぜここまで時間がかかるのか?たった一杯のドリンクなので提供までの時間が長い理由を考察してみたいと思います。
★目次★
タピオカの提供が遅いのは若いバイトばかりで段取りが悪いから出てくるのが遅い?
もちろんブームなだけあって人がいっぱい、混んでいるのがもっともな理由だが、それにしても遅い。元凶は注文してから提供されるまでの時間が長いから。レジでのお金のやり取りを含めても、タピオカミルクティーなら慣れたらせいぜい2分以内には全て完了するような気がする。それがもっと遅いところが多いのです。店によってはタピオカが茹であがってからの時間、お茶の抽出後の放置時間なども決まっていると思うのでうっかり仕込み忘れなんかがあったりすると大幅な提供時間の遅れにも繋がっているのかもしれません。また、近頃はタピオカ店オープンラッシュなので、経験もなく現場に不慣れだったり、早く回転させようという思いのないバイトが多くいる場合も提供の遅れに繋がっているのかもしれません。
タピオカ関連ドリンクの種類が多くなったから時間がかかる
近頃のタピオカ店は実に多様なメニューがあります。もはやスタバというコーヒーショップに見せかけた甘味処と同じ状態です。小豆や抹茶、チョコやバニラ、キャラメルに黒糖…タピオカはミルクティーとだけではなく、かなり多くのドリンクと混ざる時代になりました。その上、さらにトッピングとして杏仁豆腐やソフトクリーム、ホイップ等があり、製造工程、手順が煩雑になりつつあります。また、タピオカドリンクだけでなく全く違うパフェやクレープなどのスイーツも手がけている場合もあるため、それらと一緒に頼むとさらに大幅に提供時間に遅れが出ます。
タピオカ店のこだわりがあり作るのに時間かかるから遅い?
これまで、ぶっちゃけタピオカミルクティーなんて作り置きのタピオカに、これまた作り置きもしくは市販のミルクティーを入れて容器に入れてストローぶっさせばおしまいだと思っていました。しかし、経験上3分以上かかっている気がする。長いところではもっとです。ひどいと10分待ったこともあります。行列ができていて超人気に見せるため、意図的に遅く作っているような気がしてならないぐらいです。
しかし、店側の主張は「こだわりがあるから遅い」とのこと。発祥店の誇りを持つ「春水堂」は、提供時間が少し遅めなことでも噂になっていますが、「1杯ずつ時間をかけて丁寧に作って提供している」と店自身がもう言っちゃってます。でも、一つずつって何を…?まさか途中でタピオカ粉から作っているわけあるまい。調べると注文してからお茶を蒸らしているため5分は最低限かかるそうです。だけど、お客並んでるんだったらでっかい鍋で一気に蒸らせばよくない…?とも思いますが、微妙に味の差がでるのかもしれません。(それに同じメニューばかり注文されるとも限りませんしね)まぁ…いろんなこだわりがあるんでしょうね。あんまり納得はしてないですが。
タピオカの長い行列に並んでイライラから錯覚しているのでは?
行列に並んでる間って割とイライラしちゃうこともありますよね。特にタピオカドリンクは甘いものが多ですし、そういう甘いものを求めている時って血糖値が下がっていて、よりイライラしやすい。なので「こんなに並ぶのは店の提供が遅いからだ!」って半ば言いがかりのように思ってしまっているのかもしれません。
行列が進まないのは本当に店側の対応が遅いからなのか?名古屋にできたジ・アレイという超人気タピオカ店で検証してみることに。列の最後尾にいつも待ち時間を持った人が立ってくれています。それを確認した後、並んでいる人数を数えてみました。4時間待ちの看板のときざっくり150人ほど並んでいることがわかりました。
4時間(240分)÷150人=1.6分/1人あたり
あれ…?提供タイム1人あたり1分6秒って意外と早くね…?と気づいたのです。しかも、並んでいる人、1人1杯の計算なので、もし1人で友人の分も2杯、3杯頼んでいる可能性もあります。そう考えるともっとスピーディーに製造しているのです。ごめんなさい。やっぱり行列のイライラで八つ当たりしていただけ、提供されるまでの時間も、実際よりも時間を長く感じていただけなのかもしれません。
行列至上主義大国日本!並ばない方法はあるのに、並ぶ方を取る
タピオカ列の待ち時間を長くさせている原因で確実なのは、メニューの煩雑化。だったらどのタピオカ店でも一番人気と思われる「タピオカミルクティー」だけを提供する店だったらもっとスピーディーに回せるのではないかという説を立ててみます。他のメニューの仕込みをしなくていいし、ミルクティーだけ大量に蒸らしておけるので、一杯一杯の提供もすぐ。さらに欲を言えば現金のやりとりでてこずることも勿体無いので電子マネーのみの決済専門にすれば、20秒以内で提供が可能になるかもしれません。先述したジ・アレイの150人で4時間待ちだった例を、このスタイルに当てはめると…
150人×20秒=3000秒
3000秒÷60=50分!!!
50分です!ジ・アレイが4時間待ちのところをなんと1時間以内で飲めちゃうのです。というかそもそもここまで回転早かったらいきなり人が殺到する事なければ列すら出来にくいですし、ほぼ並ばなくて済むのかもしれません。
しかし、忘れてはならないのが、行列効果。日本人は特に並んでる列に並びたくなる生物。並んでる=美味しい・人気・話題・希少性・インスタ・流行に乗っちゃってるワタシイマドキ になるのです。自己主張が少なくお祭り・流行・同調大好きな人種らしい行動ですね。(筆者含めです。悪口ではありません)いくら美味しくて並ばなくてもよく安いタピオカミルクティーだけの専門店ができても、味はそこそこで高くても並んでる店が勝ちなのです。
並んでる時間こそが一番美味しいトッピングって事ですね。お後がよろしいようで。